2016/06/11
JR東静岡駅南口の県有地に整備する「文化力の拠点」の基本計画策定に向けた専門家会議(会長・伊藤滋東京大名誉教授)が6月10日、県庁で開かれ、県が施設の構成イメージとして6案を示した。施設は留学生と日本人学生300人を収容する国際学生寮などでの活用を想定する、と静岡新聞(6/11)が報じた。同紙によれば、県は前回会議の委員の指摘を基に、基準床面積2千平方メートルと5千平方メートルで各3パターン、駐車場の位置や建物の高さを変えた案をたたき台として提示した。
委員の寒竹伸一静岡文化芸術大大学院教授が模型を使って実際の規模イメージを説明した。建物は9~15階の各パターンを示し、国際学生寮のほか、大学コンソーシアムや共同研究の拠点、多目的情報発信スペース、宿泊施設、レストラン、図書室などを配置するイメージ。古代東海道の遺構の活用や富士山の眺望の確保にも配慮する。国際学生寮については委員の荒木信幸静岡理工科大名誉学長が収容規模を解説。留学生200人、日本人学生100人を収容し、1部屋5人程度のシェアルームや交流スペースなど延べ床面積6千平方メートルの案を示した。