2017/01/22
仙台育英高の3年生3人が、海外有力大学が入学資格として採用する「国際バカロレア資格」(IB)の高校課程に当たるディプロマプログラム(DP)を一部日本語で履修できる制度を活用し、最終試験に合格した。これを報じた河北新報(1/22)によれば、この制度による合格は、沖縄尚学高(那覇市)の2人と並んで全国初。DPは、米国ハーバードなど世界の約2000大学の入学や受験資格となっている。国内でも入試に導入する大学が増えている。英語やフランス語などで履修するが、文科省は、グローバル人材育成の観点から取得を推進。2015年以降は、科学や芸術科目などで日本語履修も可能になった。
東北唯一のIB認定校の仙台育英高では、沖縄尚学とともに全国に先駆けてこの制度を採用。外国語コースの希望者が、知識だけでなく、論理的思考や討論の力を養う探求型の授業を受けてきた。昨年11月に世界共通の試験があり、今月初めに、鈴木純麗(すみれ)さん(18)、柳佳琪(かき)さん(18)、笹森絵子(えこ)さん(19)の3人に合格通知が届いた。