2017/11/08
大学入試センターは11月8日、現行のセンター試験に代えて2020年度に始める「大学入学共通テスト」の英語について、活用する民間試験の参加要件を発表した。これを報じた時事通信(11/8)によれば、毎年4~12月に複数回、原則として全都道府県で実施することを求めているが、当分の間は全国10カ所以上で実施すれば要件を満たすことにした。新共通テストの英語は「読む・聞く・話す・書く」の4技能を測るため、英検やTOEICなど民間の資格・検定試験を活用する。
2023年度までは、センターが作成する「読む・聞く」を試すマークシート式試験も併せて実施する。大学は民間試験かマーク式試験、あるいは両方を活用できる。センターは民間試験の参加要件として、国内で原則2年以上実施され、高校の学習指導要領と整合性が図られていることなどを挙げた。経済的に困難な受験生に配慮するなどした適切な検定料であることも求めた。